アシロマ会議
用語(日本語) アシロマ会議
用語(英語) Asilomar conference
説明 遺伝子組換え技術が開発された1970年代初期には、この技術によって新しいウイルスなどが作製される等、人間に危険が生じる可能性が指摘された。当時の代表的研究者であったP.バーグ(後にノーベル賞受賞)が、世界の科学者に呼びかけ、1975年2月に米国アシロマで遺伝子組換え技術の安全性に関する会議を開催した。会議では、遺伝子組換え実験の実施に当たって生物学的・物理学的封じ込めを行うこと、実験実施のための指針を策定すること等が提言された。科学者が新技術の利用に先立って自主的な規制に取り組んだ最初の例といえる。