ペプチド(ペプタイド)
用語(日本語) ペプチド(ペプタイド)
用語(英語) peptide
説明 アミノ酸が一定の様式で鎖状に結合した化合物をペプチドと云う。アミノ酸数がほぼ10個以下のものをオリゴペプチド(あるいは単にペプチド)、さらに多いものをポリペプチドと呼ぶ。タンパク質は特定の立体構造や機能を持ったポリペプチドと考えられる。ペプチドには、mRNAを鋳型にしてリボソームが翻訳合成して生じるペプチド(タンパク質)、タンパク質の部分分解により生じるペプチド、mRNAやリボソームに依存せず特異的酵素群が逐次アミノ酸を重合して生じるペプチドがある。前二者はすべてL-アミノ酸から成るが、最後のカテゴリーはしばしばD-アミノ酸を含み、環状構造を取ることも多く、安定で抗菌作用等の生理活性を示す。