植物 |
大分類 |
植物 |
種名 |
Apium graveolens |
学名 (一般名) |
Apium graveolens L.[celery、せろり、セロリ、おらんだみつば、オランダミツバ、和蘭三葉、せるりー、セルリー、まつばぜり、マツバゼリ、きんさい、キンサイ、芹菜、せろりしーど、セロリシード];Apium graveolens L. var.dulce (Miller) DC.[香辛料]種;Apium graveolens var. rapaceum[Celeriac、せるりあっく、セルリアック、せろりあっく、セロリアック];[Wild celery、Smallage、わいるど・せろり、ワイルド・セロリ] |
科名 |
セリ科 |
原産 |
ヨーロッパ |
日本伝来 |
セロリ:古代ギリシアやローマ時代から薬草として利用。17世紀、イタリアで食用となり、その後、欧米に広がった。;日本には、「本草綱目啓蒙」(小野蘭山、1803)に清正人参として記録が残る。;「西洋蔬菜栽培法」(北海道開拓使発行,1863)に茎の部分をセルリアックとして記載された。;日本へは安土・桃山時代に朝鮮半島から伝わった。 |
概説 |
[品種]コーネルセロリ、ホワイトプルーム、ゴールデンプルーム、トップセラー、セロリアック、ホワイトセロリー;色によって黄色種、緑色種、中間種に大別される;独特の歯触り。茎が太く筋がはっきりしているものがよい。;ワイルド・セロリ:ハーブの一種。;ワイルド・セロリ[全体、根、種子]苦い芳香、強壮性のハーブ。 |
食用 |
セロリ:生食(茎)。子。ビタミンC,B群,ミネラル類、食物繊維、ビラジン(血液をさらさらにする効果)[香辛料]種。駆風(腸内に溜まったガスを排出させる作用), 利用。;サラダ、炒め物、スープ、漬物、香味野菜として利用、など。;セロリアック:生食、煮込み料理。カリウム、ビタミンB1,C,食物繊維。(整腸作用、美肌効果、生活習慣病予防);[ワイルド・セロリ]苦味と、大量に使うと有毒であることから食用にすることは殆どない。しかし、種子はごく少量をスープやシチューの香味料、また、食卓塩にまぜて香辛料にすることはある。 |
健康促進・薬用 |
セロリ:ヨーロッパでは強精剤として使用された。イライラを抑制する効、血液をさらさらにする効果、駆風;肝脂肪(肝臓に中性脂肪が蓄積する)のを防ぐ。発ガンのプロモーション抑制効果があるといわれている。利尿作用。消炎。解熱。抗菌。発熱性疾患などの高熱に効果があるとされる。;動脈硬化予防、ガン抑制、高血圧予防、便秘改善、血栓防止、免疫力強化、皮膚・粘膜の保護、細胞老化防止;セロリアック:整腸作用、美肌効果、生活習慣病予防;[ワイルド・セロリ]血糖値降下、消化管機能改善、子宮の刺激、利尿、抗炎症作用がある。鎮静、催淫効果も報告されている。;[ワイルド・セロリ]変形性関節炎、リウマチ性関節炎、痛風、尿道炎に内服する。;外用薬としてはオイルを真菌感染、腫物に予知いる。;ヒンズー教のアーユルヴェーダでは喘息、気管支炎、しゃっくり、ガス、神経を刺激する強壮剤として内服する。;妊娠中には使用してはならない。 |
一般文献 |
大場秀章、サラダ野菜の植物史、新潮選書(2004);池部誠、野菜探検隊世界を歩く、文芸春秋(1986);白鳥早奈英ら監修、もっとからだにおいしい野菜の便利帳、高橋書店(2009);Wiliam, Medicines form the Earth,McGraw-Hill Book Company,(New York)、(1978);難波恒雄,原色和漢薬図鑑(上、下),保育者、大阪(1980);芳本信子、新しい視点生きた知識食べ物じてん、学建書院(2005);オールガイド五訂増補食品成分表2009、実教出版(2009);五明紀春監修、502品目1590種まいにちを楽しむ食材健康大辞典、時事通信社(2005);デニー・バウン著、英国王立園芸協会ハーブ大百科、誠文堂新光社(1997) |
加工品 |
カゴメ野菜ジュース(カゴメ株式会社,愛知県名古屋市中区錦三丁目14番15号,www.kagome.co.jp/since1973vj/) |
画像 |
Apium graveolens |