トキシコゲノミクスプロジェクト | |
プロジェクト名 | トキシコゲノミクスプロジェクト |
開始年度 | 2002 |
終了年度 | 2006 |
期間 | 2002〜2006終了 |
予算額 | 27.95億円+企業からの共同研究費25.83億円 |
主要研究者(プロジェクト当時の所属機関) | 代表研究者:大野 泰雄(医薬基盤研究所) 主要研究機関:医薬基盤研究所 |
概要 | 遺伝子発現解析によるゲノムレベルでの毒性発現機構解明 |
プロジェクトの概要 | トキシコゲノミクス・インフォマティクスプロジェクト(TGP2)のホームページ( http://wwwtgp.nibio.go.jp/index.html )から引用 独立行政法人医薬基盤研究所,国立医薬品食品衛生研究所および製薬企業(15社)は,より安全な医薬品の創製に貢献するために,どのような化合物(医薬品等)がどのような遺伝子に影響して副作用を起こすかを解明し,副作用が少ない医薬品づくりにつながる「トキシコゲノミクスプロジェクト(TGP)」を平成14年度から平成18年度までの5年間で実施してきました. TGPの成果として,150の化合物(医薬品等)をラット個体およびラット・ヒト肝細胞へ暴露した際の毒性情報および遺伝子発現情報などを収載した大規模かつ良質なデータベースおよび解析,毒性予測システム(TG-GATEs:Toxicogenomics Project-Genomics Assisted Toxicity Evaluation system)が構築されました.これにより,従来型の安全性試験では難しかった創薬研究の早期段階で医薬品候補化合物の毒性を効率的に評価・予測することが可能となり,医薬品の安全性研究はメカニズムに裏づけされた毒性発現のリスクアセスメントに向けて大きな一歩を踏み出しました. |
主要事業内容(DBCLSによるまとめ) | 国立医薬品食品衛生研究所と製薬企業17社 ・ヒトでの医薬品による副作用報告が多い肝毒性および腎毒性について,医薬品開発早期での安全性予測システムを完成させるために,化学物質(医薬品)を in vivoあるいはin vitroで暴露した際の標的組織における経時的な遺伝子発現解析および従来型毒性マーカー測定を実施 ・化合物・生化学/病理・遺伝子発現情報を格納した統合DBを構築 |
公開状況 | 150化合物、7億3000万件データを取得。現在は原則としてコンソーシアム内のみデータを公開し、一部の成果を一般に公開している。2010年に一般公開予定(「トキシコゲノミクスプロジェクトの目指すもの」臨床医薬 Vol.21 No.3 (242-249)2005( http://www.meteo-intergate.com/journal/jsearch.php?jo=an9cltmd&ye=2005&vo=21&issue=3 )より)。 |
データベース公開状況の分類 | 一部公開,コンソ内部公開 |
公開データベース | - |
データダウンロードサイト | - |
公開ホームページ | トキシコゲノミクス・インフォマティクスプロジェクト(TGP2)のホームページ( http://wwwtgp.nibio.go.jp/index.html ) |
実施省庁 | 厚生労働省 |
事業化関連 | トキシコゲノミクス・インフォマティクスプロジェクトのリンクのページ( http://wwwtgp.nibio.go.jp/link.html )より 参加機関: ・独立行政法人 医薬基盤研究所 ・国立医薬品食品衛生研究所 ・アステラス製薬株式会社 ・エーザイ株式会社 ・大塚製薬株式会社 ・小野薬品工業株式会社 ・キッセイ薬品工業株式会社 ・株式会社三和化学研究所 ・塩野義製薬株式会社 ・第一三共株式会社 ・大日本住友製薬株式会社 ・武田薬品工業株式会社 ・田辺三菱製薬株式会社 ・中外製薬株式会社 |
報告書 | トキシコゲノミクスプロジェクト成果ページ( http://wwwtgp.nibio.go.jp/seika.html ) |
評価報告書 | - |
その他文献 | 投稿論文一覧( http://wwwtgp.nibio.go.jp/seika.html ) ・「トキシコゲノミクスプロジェクト−背景、現状・成果、今後の展開−」( http://www.nibio.go.jp/cgi-bin/topics/view.cgi?no=126 ) ・「ニュートリゲノミクスの新展開 シリーズ6 トキシコゲノミクスによる食品の安全性評価」食品と開発VOL.42 NO.12 ・「環境化学物質の作用メカニズムを解き明かす トキシコゲノミクスの新展開 Percellomeプロジェクトによる2,3,7,8-TCDD-2,3,7,8-TCDF比較」細胞工学VOL.26 NO.12 ・「トキシコゲノミクス:非共有結合性DNA相互作用化学物質の研究への概観と潜在用途」Mutat Res VOL.623 NO.1-2 ・トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究 平成14-18年度総合研究報告書 ・トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究 平成18年度 総括・分担研究報告書 ・「トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究恒常性維持機構を標的とした毒性に関する研究」トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究平成17年度 総括・分担研究報告書 ・「トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究大腸の前がん病変及び腫瘍における遺伝子変化の解析に関する研究」トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究 平成17年度 総括・分担研究報告書 ・「トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究化学物質による腎臓発現遺伝子の制御と機能調節に関する研究」トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究平成17年度 総括・分担研究報告書 ・「トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究薬物誘発ラット肝病変の発現機構と遺伝子発現プロファイルに関する研究」トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究 平成17年度 総括・分担研究報告書 ・トキシコゲノミクス手法を用いた医薬品安全性評価予測システムの構築とその基盤に関する研究 平成16年度 総括・分担研究報告書 ・「トキシコゲノミクスプロジェクト(3)トキシコゲノミクスのIT戦略とTG-GATEsの構築」Drug Metab PharmacokinetVOL.22 NO.3 ・トキシコゲノミクスのための遺伝子ネットワーク解析法の開発 平成18年度 総括研究報告書 ・トキシコゲノミクスのための遺伝子ネットワーク解析法の開発 平成17年度 総括研究報告書 ・「トキシコゲノミクスプロジェクト(2)研究戦略」Drug Metab PharmacokinetVOL.22 NO.2 ・「トキシコゲノミクスプロジェクト(1)」Drug Metab PharmacokinetVOL.22 NO.1 ・「トキシコゲノミクスプロジェクト」国立医薬品食品衛生研究所創立130周年記念講演会概要集 平成16年 ・「Percellome Projectによる毒性トランスクリプトミクスの新しい試み」細胞工学VOL.26 NO.1 ・「毒性の高精細解析に向けてのトキシコゲノミクス」週刊医学のあゆみVOL.218 NO.12 ・「壁を越える医薬品情報学 新たな領域へ トキシコゲノミクス -副作用を予測する創薬技術-」薬局VOL.57 NO.6 ・「トキシコゲノミクスプロジェクトデータベースでの制御データのラット肝臓解析中の遺伝子発現における担体の違いの影響」Life SciVOL.78 NO.24 ・「新薬の展望2006 第I部 創薬と育薬 創薬の新しい流れ 創薬の進歩と可能性」医薬ジャーナルVOL.42 S-1 ・「環境生体応答-Toxicogenomics トキシコゲノミクスにおける技術の標準化:Percellome」医学のあゆみVOL.213 NO.4 ・「トキシコゲノミクスプロジェクトの目指すもの」臨床医薬VOL.21 NO.3 ・「ファーマコゲノミクス-基礎から臨床へ 医薬品開発におけるわが国のトキシコゲノミクスの取り組み」月刊薬事VOL.46 NO.6 ・「創薬ゲノミクス・創薬プロテオミクス・創薬インフォマティクス IV 創薬への利用 トキシコゲノミクス」生体の科学VOL.54 NO.5 ・「ポストゲノム時代の医療 新たな創薬へ向けて トキシコゲノミクス」現代医療VOL.35 NO.7 ・「トキシコゲノミクスと創薬」日本環境変異原学会大会プログラム・要旨集VOL.31st ・「こころの病気とその周辺 トキシコゲノミクス 今後の展望」ファルマシアVOL.38 NO.8 |