H01703
H番号 H01703
名称 中枢性摂食異常症 (摂食障害);
以下を含む;
神経性食欲不振症(拒食症);
神経性過食症(過食嘔吐症);
過食症;
Eating Disorders
概要 中枢性摂食異常症(摂食障害)は、摂食行動の異常と定義され、拒食症、過食嘔吐症、過食症を含む。拒食症は、最も古くから認識されていた摂食障害である。顕著な特徴は痩せることをの厳しく追求することで、著しく体重が不足しているにも関わらず太ることを恐れる。女性において拒食症は、視床下部・下垂体軸の機能障害、アディポカインや食欲を調節するホルモン濃度の変化などを含む全身的な内分泌系の調節不全を伴う。過食嘔吐症は、過食の後に体重増加を避けるために自ら嘔吐することを繰り返す摂食行動と定義される。過食症は、少なくとも週2回以上繰り返す過食が6ヶ月以上続くことを特徴とする。過食嘔吐症とは対照的に、嘔吐のような不適切な補償行動はない。摂食障害は、しばしば思春期・青年期に起こるが、小児期や中年以降に発症する例も報告されている。摂食障害の病因は、心理学的、社会学的な要因に基づく従来の説に加え、遺伝子的、神経化学的、生理的要素を含み多因子的であることを裏付ける証拠が集まっている。脳由来神経栄養因子 (BDNF)は脳における神経の制御に重要な役割を果たすが、最近の研究で、BDNFが摂食行動にも役割を果たし、BDNF遺伝子多型が摂食障害と関連することが示された。また、摂食障害に関する他の遺伝的危険因子も報告されている。
カテゴリ 精神及び行動の障害; 内分泌系疾患