生命科学系主要プロジェクト一覧

旧:ゲノム・ポストゲノム分野の主要プロジェクト一覧

革新的細胞解析研究プログラム(セルイノベーション)
プロジェクト名 革新的細胞解析研究プログラム(セルイノベーション)
開始年度 2009
終了年度 2013
期間 -
予算額 8億円(2009年度)
8.9億円(2010年度)
8.8億円(2011年度)
8.52億円(2012年度)
主要研究者(プロジェクト当時の所属機関) プログラムディレクター:榊 佳之(豊橋科学技術大学)
プログラムオフィサー:山本 雅(東京大学医科学研究所)、菅野 純夫(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
概要 大規模シーケンシングとデータ解析事業
プロジェクトの概要 セルイノベーションプログラムのページ「はじめに」( http://www.cell-innovation.org/html/program/about_program.html )から引用

ライフサイエンスは、複雑かつ精緻な生命現象のメカニズム解明をめざす科学であり、新たな医薬品の開発、食料生産の増大、新たな産業の創出など、わが国の産業競争力強化の鍵となる重要な研究分野です。

生物のもつすべての遺伝子のセットはゲノムとよばれ、細胞の核にあるDNAの塩基配列というかたちで保持されています。
ヒトのゲノムは約30億の塩基対からなり、2003(平成15)年に、そのすべての配列がヒトゲノム計画という国際プロジェクトにより解読されました。

これを受けて文部科学省では、平成16年度から20年度まで、ゲノムネットワークプロジェクトを実施しました。細胞内では、ゲノムにある遺伝子の塩基配列に基づいてタンパク質がつくられ、他の遺伝子やタンパク質と複雑に相互作用しながら機能しています。このプロジェクトでは、ヒトの遺伝子やタンパク質のネットワークを解明し、得られた成果をデータベースとして整備して、発生、免疫など生命現象の研究、また、がん、糖尿病など病気の治療法の開発に向けた研究に取り組みました。

さらに、平成21年度より開始された、革新的細胞解析研究プログラム(セルイノベーション)は、ゲノムネットワークプロジェクトから得られた成果や、機器・設備、人材、データなどを活用しつつ、これまでなしえなかった大規模かつ多面的なゲノム関連情報の解析を、革新的なデータ産出能力をもつ次世代シーケンサーを利用して行うとともに、細胞内のようすを描き出すイメージングなどの手法も駆使して、ゲノムサイエンスの観点から、細胞を舞台とした生命のしくみを解読することをめざしています。
主要事業内容(DBCLSによるまとめ) ゲノムネットワークプロジェクト( http://togodb.dbcls.jp/lsdb_project/show/1 )の後継プロジェクト。本プログラムの主な流れは以下の通りである。
・シーケンス拠点(理化学研究所)において、次世代シーケンサーを使って大量のゲノムなどの配列情報を解読する(1次解析)。
・データ解析拠点(国立遺伝学研究所)において、1次解析データを管理すると共に、これらの生物学的に意義づけやデータ間の関連づけ(2次解析)を行う。ゲノムネットワークプロジェクトの成果データも、ここで管理される。
・大学などの複数の研究機関において、次世代シーケンサーを活用して得られるデータを細胞機能の解析に結びつける研究を先導研究として実施する。その研究成果はデータベース化され、データ解析拠点に蓄積される。
公開状況 -
データベース公開状況の分類 -
公開データベース -
データダウンロードサイト -
公開ホームページ セルイノベーションプログラムのページ( http://www.cell-innovation.org/index.html )
実施省庁 文部科学省
事業化関連 -
報告書 -
評価報告書 中間評価 (平成23年8月)
・中間評価報告書( http://www.cell-innovation.org/html/evaluation/hyouka_1.pdf )
・成果報告票(全文) ( http://www.cell-innovation.org/html/evaluation/evaluation_2011_all.pdf )

事後評価(平成25年8月)
・評価報告書( http://www.cell-innovation.org/html/evaluation/jigohyouka-2013.pdf )
その他文献 研究進捗と成果のページ ( http://www.cell-innovation.org/html/program/theme.html )